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2014/12/09

希望不要論

日本の方は、貧乏な一人の少年が「納豆売り」「夕刊売り」などから「靴磨き」をやり、工場に入り、模範職工になり、取り立てられて、一大富豪になる映画だった。――弁士は字幕にはなかったが、「げに勤勉こそ成功の母ならずして、何んぞや!」と云った。 それには雑夫達の「真剣な」拍手が起った。然し漁夫か船員のうちで、 「嘘こけ! そんだったら、俺なんて社長になってねかならないべよ」 と大声を出したものがいた。 それで皆は大笑いに笑ってしまった。 後で弁士が、「ああいう処へは、ウンと力を入れて、繰りかえし、繰りかえし云って貰いたいって、会社から命令されて来たんだ」と云った。 小林多喜二「蟹工船」 ...

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2014/09/20

札幌、マンスリーマンションに入居する

そして日付は飛んで、札幌入りして10日目の今日、マンスリーマンションに入居することになった。 マンスリーのようでマンスリーじゃない、少しマンスリーなマンション。家賃は月3万、電気水道代込み(5000円分を超えたら別途請求)、ガスは個人契約(都市ガスなのでそんなに高くない)、入退去時の清掃費不要、保証人・保証会社不要、入居審査なし、地下鉄まで徒歩3分、大通公園やすすきのも徒歩圏内。部屋にはベッドしかないけど、1階の共有部に冷蔵庫や炊飯器具があるので問題ない。 ...

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2014/09/14

札幌、すすきのと図書館

昨日は札幌中心部の北側をまわったので、今日は南側をまわってみることにした。 まずは市電に乗る。 ...

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2014/09/13

札幌、市内観光

今日は札幌市内の観光に行く。 まずは札幌市資料館へ。これは大正15年に控訴院(裁判所)として建てられたものらしい。 ...

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2014/09/12

札幌、ちょっと一休み

今回の旅のルート。 ひとつの街で連泊ばっかりしてたから、そんなに何ヶ所もまわってないような気がしてたけど、こうして見るとけっこういろんな街に行ってるなあ。 あとは何日かかけて札幌を観光しつつ、土地勘をつけて、住む場所を探す。うん、当面の予定はそんな感じで。 ...

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2014/09/11

小樽~札幌、愚者はその一歩を踏み出せる

札幌へ行くことにした。 誰もいない頃合いを見計らって宿を出る。オーナーも連泊してる人たちも、今日も僕が泊まると思ってたみたいだけど、そんなときにこそ僕は出ていくのである。 ...

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2014/09/10

小樽、目的もなく街を歩く

小樽で行きたい場所はもうほとんどまわってしまったので、今日はあてもなく街をブラブラすることにした。 昨日、一昨日と、小樽駅東側を歩いたので、今日は西側へ行ってみる。 ...

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2014/09/09

小樽、本当の富とは何か

小樽観光2日目。 長崎屋とかに寄りつつ、小樽駅近くの中央卸売市場へ。 ...

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2014/09/08

小樽、飲んだくれた一日

小樽観光1日目。 まずは小樽駅前へ。もっとレトロな港町を想像してたけど、駅前はめちゃくちゃ都会。 ...

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2014/09/07

函館~小樽、海沿いの線路Reprise

そろそろ本気を出して小樽へ行くことにした。 函館駅からまたワンマン列車に乗る。 ...

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2014/09/06

函館、猫と未回収フラグ

小樽へ向かうにはまだ早い。明日になったら本気出す。 ということで今日もまた函館でダラダラする。 どっかでランチやってないかなあと宿の近所をブラブラしてたら、「おばんざい村かみ」という店があったので入ってみる。 小鉢3つ付きおまかせコース、ご飯はおかわり1杯無料、税抜き700円。 鯖のトマト煮は骨まで食べられるほど柔らかい。牛すじもめちゃくちゃ柔らかくて口の中でとろける。 ...

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2014/09/05

函館、レトロ電車と温泉

今日も雨かと思ってたけど晴れてたので、また1日乗車券を買って、函館の街を市電でブラブラすることにした。 あ、ハセガワストアの広告だ。「やきとり弁当号」とか書いてあるwww ...

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2014/09/04

函館、すべてはお天気まかせ

ここまでのルート。 次は小樽、そのあと札幌入りして、しばらく暮らす。うん、今後の予定はそんな感じで。 青春18きっぷがあと1回分残ってて、有効期限が9月10日だから、それまでに小樽へ行けばいいや。ちょっと函館でダラダラしよう。 ...

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2014/09/03

函館、夜景と理科の実験

函館観光2日目。 まずは昨日やきとり弁当を食べたハセガワストアの隣にあるラッキーピエロ・ベイエリア本店へ。 ...

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2014/09/02

函館、摩周丸と五稜郭と図書館と

函館はあまりにも観光スポットが多いので2日に分けてまわることにした。今日はその1日目。 まずは宿の近所のセブンイレブンで市電(路面電車)の一日乗車券(600円)を買い、JR函館駅前に向かう。昨日乗ったやつはわりと新しい車両だったけど、今回は床が板張り。新旧混在してるみたい。 ...

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2014/09/01

室蘭~函館、海沿いの線路

今日は一気に函館まで行くことにした。 昨日は暗かったから気づかなかったけど、虎杖浜(こじょうはま)駅のまわりには花がたくさん咲いてた。 ...

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2014/08/31

美瑛~室蘭、旅立ちは夜逃げのように

エヴェレットは一匹狼だが、人間はとても好きだった。ただ、そこに住みついて、ひっそり余生を送ることはできなかった。ま、だいたい人間なんて、そんなものだよ。俺もそうだし、エド・アビーだって、このマッカンドレスという若いのだって、みんなそうだ。みんな仲間付き合いは好きだが、あまり長いことまわりにいられるのは、耐えられない。だから、行方をくらましたり、またしばらくもどってきたり、逃げ出したりするのさ。 ジョン・クラカワー「荒野へ」p.158 ...

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2014/08/30

美瑛、そして僕は旅の理由を知る

今日もいい天気。絶好の沈没日和。 ...

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2014/08/29

富良野、日帰り観光

今日は富良野へ行くことにした。美瑛からの日帰り観光だ。 しかし当初は美瑛に寄るつもりはなく、稚内から直接、富良野に行くつもりだったのに、来る予定のなかったところでここまで沈没してしまうとは。 まずは美瑛駅から「ノロッコ号」に乗る。 ...

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2014/08/28

美瑛、青春のありか

今日も平和な蜂の宿。 ...

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2014/08/27

美瑛、人の営みとしての経済

8時過ぎても爆睡してたらテラノくんが起こしにきた。 なんかチャリダーみたいな格好してて何事かと思ったけど、そういや今日ここを出発しないと日程的にギリギリだっていってたっけ。マジで出発するのか。というかマジでチャリダーだったのか。漫画読んでダラダラしてるイメージしかないからすごい新鮮だわw アベくんは朝早くから農家のバイトに行ってしまったので僕とマスターとで見送る。達者でなー。 ...

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2014/08/26

美瑛、これが沈没である

今日もまた朝に旅立つ人たちを見送る。ちなみにテラノくんは今日も沈没。 ...

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2014/08/25

美瑛、反抗の精神の矛先

ひとりはモヒカン、ひとりは染髪中、そんなふたりが立体四目並べをする。 蜂の宿は今日も平和です。 ...

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2014/08/24

美瑛、市街散策

8時過ぎにノソノソと起きる。外の天気はあまりよくないようだ。今日はどうすっかなあ。 とりあえずセイコーマートで朝飯を買う。100円パスタとHOT CHEFのパン。 ...

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2014/08/23

美瑛、どかんと農業まつり

今日は美瑛の駅前でやってるお祭りに行く。 宿を出たときは晴れてたんだけど、3分もしないうちにものすごい豪雨になって、セコマに避難した。 ...

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2014/08/22

美瑛、例外者たちの楽園

この社会にたいする反抗の表現としてのインフォーマルな領域にたてこもるということは、支配的な規則の網にかからない例外としてみずからを留保するということである。それも、自分たちだけが例外だと思いこむ。ほかにもありうる例外者を糾合すれば支配的な規則をくつがえせるかもしれないことには思い及ばない。つまり、みずからを縛る内なる「ルール」に無自覚なのだ。そういう反抗の文化のありかたを現実に規定しているこの社会の仕組み、そこに分析の言葉が及ぶことはない。あるのは沈黙である。イデオロギーが大手を振ってまかり通るのは、文化の側のこの沈黙ゆえである。 この社会にたいする反抗の表現としてのインフォーマルな領域にたてこもるということは、支配的な規則の網にかからない例外としてみずからを留保するということである。それも、自分たちだけが例外だと思いこむ。ほかにもありうる例外者を糾合すれば支配的な規則をくつがえせるかもしれないことには思い及ばない。つまり、みずからを縛る内なる「ルール」に無自覚なのだ。そういう反抗の文化のありかたを現実に規定しているこの社会の仕組み、そこに分析の言葉が及ぶことはない。あるのは沈黙である。イデオロギーが大手を振ってまかり通るのは、文化の側のこの沈黙ゆえである。 ...

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2014/08/21

稚内~美瑛、ライダーハウス蜂の宿

そろそろ次の街へ行くことにした。 ここまでのルート。 なんとなく次は富良野かなと思ってたんだけど、ライダーの人たちに「美瑛はいいよ、いちばん北海道らしい景色が見れるから」とおすすめされたので、富良野の前に美瑛に寄ることにした。 ...

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2014/08/20

稚内、宗谷岬とビズ

稚内観光の続き。定期観光バスに乗って「日本最北端と記念塔パノラマコース」へ。 まずは北防波堤ドームに寄ったあと、稚内公園にある開基百年記念塔へ。 ...

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稚内、市街北側散策

起きるとヒッチハイカーたちが看板を作っていた。 ひとりはキャンパスノートに地名を、もうひとりはダンボールに「南へ」と書いている。後者の彼は「北へ」だけでここまで来たらしい。すげーな。 ライダーとヒッチハイカーたちを見送ってから僕も出発する。今日は稚内を観光するのだ。 ...

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2014/08/19

稚内、市街南側散策

天気予報によると、今日の昼から明日の朝にかけて雨らしい。宗谷岬に行くのは明日にしよう。 今日は傘を持って稚内の市街をぶらついてみる。これは駅前の飲み屋街。 ...

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2014/08/18

旭川~稚内、ライダーハウスみどり湯

そろそろ稚内へ行くことにした。 旭川の街ともお別れ。でもここにはまた来るような気がする。そのときも彼は今日と同じようにサックスを吹き、猫は今日と同じように聞きいっているのだろうか。 ...

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2014/08/17

旭川、市街散策

今日は旭川の市街を散策することにした。 まずは宿の近所の常磐公園をまた散歩する。休憩所で犬を連れた人が座っていたのでモフらせてもらった。 ...

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2014/08/16

旭川、神が組んだプログラム

修道士たちは五、六世紀にはやくもアイルランドの西海岸を出航し、船を漕いで到着していたのである。軽い小枝のフレームに牛革を張って作ったカラッハという小型の無甲板船で出発し、海の向こうになにかがあるにしても、それがなんであるかわからぬままに、世界でもっとも危険な海のひとつを渡っていったのだ。 アイルランド人修道士たちは命を賭けていたし、おびただしい数の命も失われたが、富や個人的名誉をもとめたわけではなく、専制君主に代わって領土を拡張するためでもなかった。偉大な北極探検家でノーベル賞受賞者フリチョフ・ナンセンが指摘したように、「こうした驚くべき航海はもっぱら……この世捨て人たちが浮世の騒ぎや誘惑に悩まされることなく、平和に暮らすことのできる人里離れた場所を発見しようとする願いから企てられたものなのである」十九世紀に入って、一握りのノルウェー人たちが最初にアイスランドの海岸に現れ、修道士たちは住民が多くなりすぎたと考えた――まだ人はほとんどいなかったにもかかわらず、修道士たちがとった対応は、カラッハに乗りこんで、グリーンランドに向けて漕ぎだすことだった。彼らはただひたすら精神的な飢えと、現代の想像力ではとても思いおよばない奇妙で強烈な憧れに駆りたてられて、荒れた嵐の海に乗りだしていき、既知の世界の果てを越えて、さらに西をめざした。ジョン・クラカワー「荒野へ」pp.159-160 ...

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2014/08/15

旭川、旭山動物園

今日は旭山動物園に行くことにした。 動物園までは旭川市街からバスに乗って40分ほど。バスの案内放送で、旭川の四条は「しじょう」ではなく、「よんじょう」でもなく、「よじょう」と読むのだと知って、ちょっと驚いた。 動物園到着。お盆だからか、めちゃくちゃ混んでる。しかも家族連れとカップルばかり。男ひとりで来てるやつなんていない。あ、あれ? なんか死にたくなってきた……。 ...

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2014/08/14

網走~旭川、なぜか居心地がいいので

今日はまず旭川へ行って、余力があればそこからさらに稚内を目指す。 まずは呼人駅でワンマン列車に乗る。 ...

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2014/08/13

網走、ちょっと小休止

昨日は丸一日、網走観光で歩きまわって疲れたので、呼人でもう1泊することにした。 ここまでのルート。 こうなったら次は最北の稚内かなあ。オホーツク海沿いに行きたいけど、海沿いに鉄道は通ってないので、どうしても旭川経由になる。 とりあえずは明日、旭川に行って、その時点でまだ時間と体力があれば、そのまま稚内を目指そう。稚内のあとはまた旭川に引き返してきて、富良野とかに行こう。 うん、なんかだいぶルートも確定してきた。最初はどうなることかと思ったけど、わりとなんとかなるもんだ。苫小牧でなんであんなに不安になってたのか謎すぎるわ。 ...

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2014/08/12

網走、流氷館と博物館と図書館と

網走監獄を見終わったあとの続き。 バスを待っている間、ボケーッと駐車場の様子を見てたけど、この網走監獄はかなり繁盛してるみたいだ。ひっきりなしに観光客が行き来している。 たしかにここ思ってたよりすごかったしなあ。刑務所という目を背けがちな社会の影の部分を、なんのてらいもなくテーマパーク化するって発想が何よりすごいわ。どんなことも、まずは知ってもらうことからだしね。 ...

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網走、監獄と北海道開拓の歴史

今日は一日かけて網走を観光するのだぜ。 まずは宿の前の国道で市バスに乗る。 ...

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2014/08/11

斜里~網走、台風一過

朝、宿を出たら雨は上がっていた。風もない。なあんだ、台風それたのか。 よし、それじゃ次の街へ行くか。 と思って歩いていたら、もうすぐ駅に着くというところで猛烈な雨が降ってきた。ぎゃあああああ! ...

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2014/08/10

根室~斜里、台風前夜

昨日の深夜もめちゃくちゃ寒かった。思わずホットカーペットの電源を入れてしまった。根室やばい。 今日から祭り本番だからか、宿はしばらく予約でいっぱいらしい。なのでこれからどこへ向かうかを考えなくてはいけない。 とりあえずここまでのルートはこんな感じ。北海道の下半分をひたすら東に来た。となると今度は上半分をまわろうか、反時計回りに北海道を一周しようか、と考える。でも知床半島方面は鉄道が通っておらず、バスでしかいけない。めんどい。一気に網走まで行くか……うーん、あ、いや、待てよ、なんか網走の少し手前にライダーハウスというかキャンプ場があるみたいな話を聞いた。そこへ行ってみよう。よし、次は知床斜里だ。 ...

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2014/08/09

根室、納沙布岬と金刀比羅神社例大祭

昨日の夜、寒すぎて3時くらいに一度目が覚めた。カーディガンを羽織って、さらに毛布をかぶった。まさか8月初旬で毛布を使うことがあるとは。根室おそるべし。 宿を出るとき、「納沙布岬へ行ってきます」といったら、オーナーに「寒いから気をつけてね」といわれた。岬だから風がきつくて寒いんじゃないかと思ってマウンテンパーカーを着てきたけど、これで正解だったようだ。 ...

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2014/08/08

釧路~根室、祭り前夜

朝起きたらなんだか体が軽かった。ここ数日、釧路でダラダラして、ようやく心身ともに急激な環境の変化についてきた、「旅をする体」になってきたようだ。 5分でパッキングをすませ、ゲストハウスを出る。 そういや釧路の市バスには乗ってなかったなと思い出し、生涯学習センターから駅までバスで行くことにした。 ...

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2014/08/07

釧路、霧と騒がしい夜

今日は朝起きたら足がだるかった。よく考えたら昨日めっちゃ歩いた気がする。「キョリ測」というアプリで昨日歩いたルートを測ってみたら15キロ以上あった。散策ってレベルじゃねーぞ! この「夢中になるとそれしかやらない」という性分をなんとかしたい。 よし、今日はまたダラダラしよう! と思って昼前から図書館へ行く。てきとうに本を読んでたら、いつのまにか夕方だった。うん、あかんね。やっぱりこれ、なおらんね。 そして幣舞橋へ行くと……またこれwww ...

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2014/08/06

釧路、市街北側散策

今日は市街の北側をぶらついてみることにした。 まずは生涯学習センター前の、高台になってる小さな公園へ。 ...

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2014/08/05

釧路、生涯学習センターと図書館

朝起きて、歯を磨いて、ベッドでダラダラしてたら、二度寝してた。 9時半くらいに昨日のチャリダーの人に起こされる。 「そろそろチェックアウト時間ですよ」 「あ、僕は連泊なんで」 いまから空港へ向かうということだったので、新千歳空港温泉の情報をあげた。 「それじゃ、僕は先に出ますね」 「お気をつけて」 いちおう宿を出てはみたものの、今日はどうしたもんか。駅周辺でも行ってみるか。うーん。 ...

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2014/08/04

釧路、市街南側散策

昨日はめちゃくちゃ熟睡した。知らず知らずのうちに疲れが溜まってたみたいだ。この3日くらいで環境が急激に変わったからなあ。しばらくここに滞在して体を慣らしていこう。ぼちぼちいかないと体壊すし。 洗面所に行ったらオーナーがいたので「あと何日か泊まりたいんですけど」といったら、7日まで空きはあるらしい。「じゃあそれで」ってことで4泊分の料金を支払う。連泊の場合は割引料金で1泊2300円。 ゲストハウス玄関。 とりあえず今日は近所をブラブラしてみることに。このゲストハウス前の大通りを西へ、海のほうへ向かう。やっぱり知らない街を歩くのって楽しい。 ...

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2014/08/03

帯広~釧路、霧とYOSAKOI

朝、目が覚めて、また自分がどこにいるのか見失いそうになったけど、すぐに思い出した。今日は帯広だ。帯広のマクドで夜を明かしたのだ。そしていまから釧路へ向かう。 マクドの100円コーヒーは、コーヒーチェーンの200円、300円するやつに比べても遜色ない味だと思う。フードメニューは正直あんまり好きじゃないけど、コーヒーだけはマジうまいわ、マクド。 ...

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2014/08/02

千歳~帯広、HOKKAIDOのRAILWAY

目が覚めた瞬間、自分がどこにいるのかまったくわからなかった。 福島? いや大阪? それともインドのどこかだろうか? ……ああ、なんか放送が流れてる。日本語だ。朝食がどうたらこうたら……。ああそうか、ここは日本の北海道。昨日は新千歳空港温泉とかいうところのリラクゼーションルームで寝たのだ。読みかけの「あずみ」も手元にある。あ、そうか、朝食はバイキングか。これは食いにいかないと。 バイキングは和洋選べるようだった。福島で暮らしていた旅館ではほとんどが和食だったので洋食にした。パン、ウィンナー、スクランブルエッグ、フライドポテト、サラダ、コンソメスープ、オレンジジュース。 うんめー! バイキングだし、たぶん実際はそんなにうまいわけではないんだろうけど、久しぶりに食う洋食うんめー! ...

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2014/08/01

苫小牧、そして僕は途方に暮れる

マッカンドレスは北へ向かいながら、興奮をおぼえると同時に、ほっとしてもいた。人との付き合いや友人との交わりや、それに付随するさまざまなわずらわしい思い、そうした頭のうえにおおいかぶさるような強迫感からふたたび解放されたことで、ほっとしていたのだ。家族という閉所恐怖症を引きおこす場所から逃げてきたのである。ジャン・バーレスやウェイン・ウェスターバーグとは、適当にいくらか距離を置き、相手がなんの期待もいだかないうちに、彼らのところから飛びだしてきた。今度もやはり、ロン・フランツのところから苦もなくするりと抜けだしてきたのだ。 ジョン・クラカワー「荒野へ」p.95 マッカンドレスは北へ向かいながら、興奮をおぼえると同時に、ほっとしてもいた。人との付き合いや友人との交わりや、それに付随するさまざまなわずらわしい思い、そうした頭のうえにおおいかぶさるような強迫感からふたたび解放されたことで、ほっとしていたのだ。家族という閉所恐怖症を引きおこす場所から逃げてきたのである。ジャン・バーレスやウェイン・ウェスターバーグとは、適当にいくらか距離を置き、相手がなんの期待もいだかないうちに、彼らのところから飛びだしてきた。今度もやはり、ロン・フランツのところから苦もなくするりと抜けだしてきたのだ。 ジョン・クラカワー「荒野へ」p.95 ...

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2014/07/31

It's time to move on

当時、私はボールダーに建設されていたマンションの工事現場で、時給3ドル50セントの臨時雇いの大工として働いていた。ある日の午後、2×10インチの板をかついだり、3.5インチの釘を打ったりして、9時間働いたあと、現場監督に仕事をやめることを伝えた。「いいえ、2週間後じゃないんです、スティーヴ。いますぐやめたいんです」私は数時間かかって、住みこんでいた薄汚い工事現場のトレイラーハウスに置いてあった道具類やほかの所持品を片づけた。そのあと、自分の車に乗って、アラスカに出発した。いつもながら旅立ちというのは、いかに気が軽くなるものか、いかに気分がいいものか、私は驚かされた。世界がいきなり、可能性でいっぱいになるのだ。ジョン・クラカワー「荒野へ」pp.219-220 ...

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2014/07/30

福島の思い出~休日の過ごし方

※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。 相馬から亘理まではまだ路線が復旧してないので、JRが代行バスを出してる。 ...

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福島の思い出~旅館暮らし

※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。 宿舎代わりの旅館の部屋。めちゃくちゃ綺麗。トイレ・洗面所付き。風呂は大浴場。僕のところは2人部屋。 ...

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福島の思い出~除染の現場

※これ以降の記事は2014年10月に書かれました。 ※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。 ※画像はイメージです。 除染作業員セット。僕が行ってた現場はそんなに線量高いところじゃなかったのでタイベックスーツ(全身防護服)じゃなくて普通の作業服でした。 ...

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2014/07/27

除染作業員の一日

除染作業員の朝は早い。 ※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。 AM5:30 起床。寝ぼけながら相部屋の人に「ざす」とかいう。 ...

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2014/07/18

アカデミアの扉を叩くまで

現在33歳、いまから大学を目指すことにした。 ※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。 【これまでのあらすじ 】 高校中退 ↓ コンビニ店員 ↓ 半導体工場でライン作業 ↓ 零細でプログラマ ↓ ホームレス ↓ 西成でゴミ拾い ↓ 自立支援施設に入所 ↓ 生駒の山奥でドブさらい ↓ 京都でプログラマ ↓ 半年かけて海外放浪 ↓ ホームレス ↓ 兵庫で職業訓練 ↓ 世界一周アプリを作る ↓ 増田に私小説を投稿 ↓ 大阪でプログラマ ↓ 無職ひきこもり ↓ Kindleで本を出す ↓ ホームレス ↓ 福島で除染作業員←イマココ! ...

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