2014/08/29
富良野、日帰り観光
今日は富良野へ行くことにした。美瑛からの日帰り観光だ。
しかし当初は美瑛に寄るつもりはなく、稚内から直接、富良野に行くつもりだったのに、来る予定のなかったところでここまで沈没してしまうとは。
まずは美瑛駅から「ノロッコ号」に乗る。
観光用の列車だけあって、普通の車両とはぜんぜん違う。
「ノロッコ号」の名前の通り、しばらくノロノロ走行が続く。
車窓からの風景を眺めていると、「隣いいですか?」と人のよさそうなおっちゃんが隣に座った。発音が外国人っぽいなと思ったら、台湾人だった。かなりの日本フリークみたいで、日本語がめちゃくちゃうまい。京都に知り合いがいて、関西にも何度か行ったことあるらしい。しばらく関西トークで盛り上がった。
新栄の丘の「赤い屋根の家」が見える。この前の観光バスとは逆側からの風景。
美馬牛(びばうし)駅を過ぎると普通の速度になる。丘の景色ではなくなるけど、ずーっと田園風景が続いていて、やはり車窓からの眺めはすごくいい。
台湾人のおっちゃんは富良野駅まで行くみたいなので「再見」といってラベンダー畑駅で降りる。ここはノロッコ号専用の臨時駅だ。
降車客の中に大きな荷物を背負った若者の集団がいたので「徒歩旅行者なんですか?」と聞いてみたら、大雪山を登ってきてその帰りだといっていた。ノープランでこの駅で降りたのだそうな。「近くにラベンダー畑で有名なファーム富田がありますよ」と、なんとなく道案内した。
そしてそのファーム冨田へ。ラベンダーの季節は終わってるからあまり期待してなかったけど、めちゃくちゃすごい。
一面の花畑。入園無料で入っていいんだろうかと心配になるレベル。
ドライフラワーの舎。
ここだけなんかすごい異質な世界観。
ラベンダーティーとトマトパイで休憩。
ラベンダーティーはダージリンらしいけどラベンダーがかなりきつい。紅茶というよりハーブティー。そういやハーブティーって飲み慣れてないときついんだよなあ。一口目は「ファッ!?」ってなった。飲み慣れてくるとうまい。
そしてファーム富田をあとにして南へ向かって歩く。なんかメロンが浮いてる。
町営ラベンダー園の頂上から。
冬はスキー場になってるらしい。夏季もリフトは動いてるんだけど、そんなに高くないので歩いて登ってきた。めちゃくちゃ見晴らしいい。
中富良野駅からまたノロッコ号に乗る。
そして富良野駅へ。観光案内所で地図をゲットして街の概観を把握する。
街をブラブラ歩く。思ってたほど栄えてない。
富良野神社には土俵があった。子供相撲大会とかやってるのかな。
市役所。
フラノマルシェ。農産物直売所とか土産物屋とかが集まってる。
メロンジュースを買ってみた。280円。カットしたメロンをそのままミキサーにかけてた。ガチの100%メロンジュース。甘くておいしい。
そろそろ日が落ちる。
フラノマルシェで晩ご飯食べようと思ってたんだけど、軽食しかないみたいなので、近所にある「味処笑楽亭」という店で富良野名物のオムカレーを食べることにした。
オムカレーを待つ間、ホクレンの広報誌を読んでヒマを潰す。こういうのってつまらない記事が多いと思われがちだけど、実際に読んでみるとけっこうおもしろかったりする。
富良野オムカレーを名乗るためのルールが規定されてる。「こだわる」とか「工夫を凝らす」とか、言い回しがゆるいwww
でもこういう新しい文化を創出して定着させるってのは一筋縄ではいかないんだよなあと、特集ページを読んでて思った。
おお、きたきた。規定第2条の通り、旗が立ってる。富良野牛乳が付いてるのも第5条の通り。
この店のオムカレーはカレーだけじゃなくて、クリームソースも楽しめるみたい。メインのオムライスもうまいけど、なんか野菜がめちゃくちゃうまいわ。牛乳もスッキリした飲み口でおいしい。
食後にアイスも付いてた。
満腹なのはもちろん、満足感がハンパない。1080円の価値は十分にあった。