函館、猫と未回収フラグ

小樽へ向かうにはまだ早い。明日になったら本気出す。

ということで今日もまた函館でダラダラする。

どっかでランチやってないかなあと宿の近所をブラブラしてたら、「おばんざい村かみ」という店があったので入ってみる。

小鉢3つ付きおまかせコース、ご飯はおかわり1杯無料、税抜き700円。

鯖のトマト煮は骨まで食べられるほど柔らかい。牛すじもめちゃくちゃ柔らかくて口の中でとろける。





ナスの醤油焼き生姜添えも出してくれた。これもおいしい。

最近、ハンバーガーとかラーメンとか、「外食」って感じのものばっかりだったから、こういう家庭的な味がめちゃくちゃおいしく感じる。





食後にコーヒーも付いてた。これで700円は安いなあ。

女将さんも話しやすくて感じのいい店だった。





ポテチとビールを買って帰って、テレビを見ながらダラダラとした昼下がりを過ごす。





もう今日は出ていきたくない……と思って部屋の畳に寝転がってたら、オーナーに「やきとりやるから来ねーか？」と誘われたのでお呼ばれする。







いつもオーナーのまわりをちょろちょろ歩いててかわいい猫。シマくんというらしい。





火に近づきすぎて危ないので膝の上に乗せた。





やっぱり北海道の「やきとり」は他の地域とは意味が違うっぽいｗ








食うのに夢中になってたらシマくんが暇そうにしてたのでしばらく遊ぶ。





そうするうちに今日もまた日が暮れる。





青春18きっぷも残り1回。これを使いきったらあとはもうこの旅に特に期限らしい期限はない。いつ札幌入りするか、札幌で何ヶ月、もしくは何年暮らすかは、すべて自分しだいだ。

まあでも、ここ数日ダラダラして十分に英気を養ったし、明日にはそろそろ小樽へ行くか、と思って荷物の整理をしていると、稚内の飲み屋で会った女性にもらった電話番号のメモが出てきた。

あ、これ完全に忘れてたｗｗｗ

どうするかこれ、まだそんなに遅い時間ではないし、いまからでも電話するか。ああでも電話しなければならないと考えると、なぜかとてつもなく気分が重くなってくる。だんだん死にたくなってくる。いますぐ夜行バスに飛び乗って、この街を出たくなってくる。なぜなのかはわからない。

よし、こうしよう。

僕はこれを見なかったのだ。

函館を出たあとでこのメモを発見したのだ。

いやあ、うっかりうっかり。

てへぺろー。

うん。

そんな感じで。

自己正当化完了。

寝る。