2014/08/15

旭川、旭山動物園

今日は旭山動物園に行くことにした。

動物園までは旭川市街からバスに乗って40分ほど。バスの案内放送で、旭川の四条は「しじょう」ではなく、「よんじょう」でもなく、「よじょう」と読むのだと知って、ちょっと驚いた。





動物園到着。お盆だからか、めちゃくちゃ混んでる。しかも家族連れとカップルばかり。男ひとりで来てるやつなんていない。あ、あれ? なんか死にたくなってきた……。





入ってすぐのところにあるこの看板が印象的だった。※画像はクリックで拡大

旭山動物園 存在のこだわり

とはいえ、動物園も人間のエゴで動物を閉じこめている場所です。動物園が人間の知的好奇心や癒しや楽しさを追求するためだけの場であってはいけないと考えます。動物たちの本質的な素晴らしさを感じてもらうことで飼育動物と来園者をつなぐ架け橋となり、動物園は飼育動物とその動物が本来暮らすふるさとを結ぶ架け橋としての役割を担うことに取り組まなければいけないと考えます。

旭山動物園は
「ヒトも含め、たくさんの命が輝き続ける未来のためにできること」
を考え、実行していきたいと思います。
ちなみに、

動物園で飼育展示されている野生動物のほとんどは、動物園生まれです。(中略)8割以上が動物園生まれで、かつ野生由来の動物のほとんどが人為的に傷つき保護され、野生に返すことができなかった個体です。
もっと知って! 旭山動物園のこだわりと動物園の動物のこと
だそうな。その生育環境を維持するためには経費がかかるわけで、それはきっと善意だけでは成り立たない。事業が継続できない――生育環境が維持できない――なら、ここの動物たちは生きていけないわけで……。それでもやっぱり動物園で「展示」するというところに、もやもやしたものを感じなくもないんだけど、そういった矛盾もすべて飲み込んだ上での信念みたいなものを先の看板に感じて、ちょっと感動した。





まあそういった難しいことは置いといて、まずは「ととりの村」へ。さっそくなんかおった。





フラミンゴかこれ。マジで一本足で立つのか。





ぺんぎん館。動画の中で隣の人もいってるけど、距離がめちゃくちゃ近い。





建物の中には水中トンネルがあって、ペンギンが泳いでるところを見られる。





あざらし館。円柱水槽の中を行き来するアザラシがめちゃくちゃ迫力ある。





アザラシのもぐもぐタイム。





ホッキョクグマ。





キリン。





ヒグマ。





ヒョウ。





ライオン。





オオカミ。寝てる姿はかわいいけど――





やはり起きてる姿は凛々しい。





エゾシカ。角がすごい。





「両生類・は虫類舎」にいたアオダイショウ。福島で除染の仕事してたとき、山の中で見かけたなあ。





インドクジャク。こうして目を閉じてる姿を見てると、手塚治虫の「火の鳥」を思い出す。





近くで見ると羽模様がとんでもなく精細なのがわかる。生物のそれとは思えない。





ヒツジ。





ヤギ。このあと、後ろから来た彼に場所を譲ってあげてて、ちょっとびっくりした。原始社会に争いはないというルソーの言説をなぜか思い出す。いやでもこれは十分な食料があるからであって、飢餓状態だと争うのかもしれない。どうなんだろう。ちょっと気になるわ。






ニワトリ。実家で昔飼ってたなあ。よく足をつつかれてた。わりと痛い。





こんなニワトリもいるのか。





モルモット。





ウサギ。





カピバラ。





ミミズク。目がかっこいい。





レッサーパンダ。





ワオキツネザル。





テナガザル。赤ちゃんがいた。この二匹は夫婦なんかな?





チンパンジー。





ニホンザル。





群れで一斉に鳴く瞬間。サルには他の動物ではあまり見られない「社会」というものがあることに気づかされる。





旭山からの夜景。

旭山動物園は山の中にあるのでほとんどが坂道になってて、しかも広いので、ぜんぶ見てまわるのはけっこう大変だっけど、そのぶん動物たちはのびのびしてたし、見せ方にもいろんな工夫がしてあって、かなり楽しかった。来てよかったわ。これで入園料820円はちょっと安すぎるんじゃないかしら。千円以上でもぜんぜんいけそう。